配筋検査とは
鉄筋コンクリート構造物の基礎や柱、梁などに使用されている鉄筋が、設計図通りに正しく配置されているか、本数や寸法に間違いないかなどをチェックする検査のことです。
コンクリートを打設する前に実施され、建物の強度や耐久性に直接影響するため、重要な検査の一つです。

配筋検査の主な項目
・鉄筋の径・本数・間隔
・定着・継手の位置や長さ
・かぶり厚さ
・補強筋の配置
・開口部周辺の補強
・継手のかぶり長さや位置
図面や配筋基準に従って、これらの項目を一つ一つチェックします。
NGおよび改善策
・かぶり不足→かぶりブロックの設置位置や数を再確認。
・定着長さ不足→鉄筋の定着長さを図面で再確認し、必要に応じて補強を実施。
・間隔のずれ→ 鉄筋のスペーサーやサポート筋をしっかり固定。
まとめ
配筋検査は建物の品質確保に直結する重要な作業です。確実な検査を行い、記録を残すことが、安全・安心な家づくりにつながります。



***ヤマト君の小ネタ***
配筋検査は“建物の健康診断”みたいなものです。昔は竹材を補強材として使われていた時代もあったそうです!
かぶり厚さの確保は、コンクリートの耐久性にも関わるのでしっかり検査しています。